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やはり人間は愚かしい。

人間は愚かしい。


過去から何も学ばない。


過ちを犯した者から学んだといいつつ、結局、忘れていつの日か過ちを犯す。


だからこそ、我が第一三天獄魔王『ベレト』が世を破壊し、再生しなければならない。




「くっくっ…無様だな…」
一人の悪魔の王があざ笑う。

悪魔の王は、その幼い容貌に似合わない大人の品格を超えた何かを秘めていて、対面している男性をあざ笑う。


「く…くそ…こんな…ことって…!!」
男性は、今置かれている状況を、歯ぎしりし呪った。

何故こんな事に?

どうしてこんな事になってしまった?

何を間違った?いや、すべて自分が悪い。これは自分のせいである。

だが、どうしてこんな事になってしまった?

不注意である。完璧な油断であった。

数分前まで、彼は普通にPCで無料動画を閲覧していた。


それがイケなかったのか?それに熱が入りすぎて、注意が散漫になってしまったのか?


後悔はしてもしきれない。

目の前の悪魔の王は無慈悲にあざ笑う。

「これは我が力をもってしても不可能だ。もはやどうしようもない。哀れだな」

悪魔の王は無慈悲に宣言する。


男性は涙をこらえて行動を開始する。
 もはやどうする事もできない。素直に粉を戻す作業へ入る。








「それにしても普通、カップの焼きそばの粉先に入れちゃうか?」

…自称悪魔の軍団の王にして第一三天獄魔王『ベレト』と名乗る、少女が、台所のテーブルの上でカップラーメン麺の具合を確かめながら、家の主人である男性に言う。

「ちくしょう…ちくしょう…」
半泣きになりながらも、男性は自らの油断で招いた惨事…カップ焼きそばにそのまま粉を入れてしまった…に対して、粉を集める作業をしていた。


「ふふふっ…やはり人間は愚かしい。過去から何も学ばない。 過ちを犯した者から学んだといいつつ、結局、忘れていつの日か過ちを犯す。 だからこそ、我が第一三天獄魔王『ベレト』が世を破壊し、再生しなければならない…」

ベレトはそう高らかに宣言して、カップラーメンの蓋を剥ぎ取る。

「うるせぇ、天獄魔王なのか悪魔の王かハッキリしろや!」
「ゑ~だってぇ~、本当だもん。本当に我は85の師団率いてたんだぞ。嘘じゃないぞ」

ずるずると麺をすすり、足が地につかないのでブラブラとする様は、どう見ても10歳にも満たぬ幼女である。

彼はひょんな事から、ソロモンの72の悪魔の1柱である13番目にして大王であるベレト(幼女)と契約を果たす事になるが…まぁその話は別の機会にしよう。

偶然、男性の部屋に某特典商品でついてきたハシバミでできた棒が部屋にあったり偶然お守りとして中指に銀の指輪をしてたりと、色々とおかしい。
多分、そのうち親父か母親、あるいは親しい友人か、はたまた物語の道中で知り合った何故か助言してくれた人が
『いつから偶然の連続だと錯覚していた?』と言われそうな気がしなくもないが、まぁそれも別の話である。


「まぁ…でも、お前は面白いから、世の破壊はそれ食べ終わるまで待っておいてやろう」

ずるずると麺をすすりながら、若干意味ありげな目線を送り…若干頬を赤くしながら、彼女はそう言い放った。

だが、男性はやっと粉を拾い上げて、お湯をカップ焼きそばに入れるのに忙しくてその微妙な変化に気づけなかった。



「…やはり人間は愚かしい。」
折角意味深な反応をしたのにスルーしてしまうとは…と感じた彼女はやはり聞こえないように小声でそう言い放った。

日本は今日も平和ですまる。
おわり。
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テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

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タイトル
2011年2月16日導入
プロフィール

テト式

Author:テト式
24歳。がくせ…介護職員です。
東方厨だと思ったら艦これに裏切ったけど小鈴ちゃんが可愛いから那珂ちゃんのアイドルやめます。
艦これはやってません(迫真

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