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鉄道帝國日本その7のおまけ

1905年5月。日本海沖 
バルチック艦隊と砲撃を行う日進という装甲巡洋艦の艦内。

 「」
彼は多くの負傷者が転がる艦内にて気がついた。
 幸運にも彼はベッドの上であり、衛生兵が室内を忙しく治療をしているのが見える。
 「気がついたか!?」
彼が気がついたのを喜ぶ仲間が隣にいる。友人も顔や腕に傷があり、包帯や絆創膏を張られている。
 「…こ、ここは?」
傷が痛む彼は苦しげにそう尋ねる。
 「ここは日進の中だ!大丈夫か?左手の指を何本か吹き飛ばされて、目もやられている!」
 「…な、なに?目…」
彼はそう聞かされると、怪我をしている左目を触ろうとする。
 「あ、止せ!触るな!大人しくしてろ!」
仲間はそう叫ぶ。
 「…お、俺は、確か、一式陸攻でP-38に…?」
 「あ?何だ?聞こえん」
仲間はそう言って耳を傾けた。
 「…今はいつだ?」
 「今は明治38年でここは日進だって言ってるだろう!気をしっかり持て!山本ぉ!」
仲間は呆れ半分に心配半分といった様子で言う。
 「…戦況は?」
 「今は…敵の船に撃ち掛けてるが、正直分からん!三笠に数発当たって大きな煙が出ていて無事かどうかもわかってない!」
 そう仲間が言った瞬間に、部屋の入り口に煤だらけで困憊した様子の兵士が気力を振り絞った様子で走りこんできた。
 「三笠と通信回復!旗艦ハ今ダ健在ナリ!旗艦ハ今ダ健在ナリィ!」

その言葉に、安心とも言える妙な雰囲気が支配するも、その直後の砲撃の振動で消し飛んだような気がした。

 「今の聞いただろ!?三笠は健在だ!」
仲間は笑顔で言う。
 「あ、ああ…」
山本と言われた彼は、それに答えるように返事をする。

 彼の名前は山本五十六。いずれこの少し変わった歴史の世界で、日本を導く人物の一人であった。
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テーマ : 歴史小説
ジャンル : 小説・文学

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タイトル
2011年2月16日導入
プロフィール

テト式

Author:テト式
24歳。がくせ…介護職員です。
東方厨だと思ったら艦これに裏切ったけど小鈴ちゃんが可愛いから那珂ちゃんのアイドルやめます。
艦これはやってません(迫真

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